折込チラシなどの大部数B3、B4チラシの断裁方法は袋断裁
オフセット印刷の場合、A4サイズやA3サイズのチラシでは化粧断裁(いわゆるフチ無し印刷)が標準となります。しかし、折込チラシのような大部数のB3チラシやB4チラシを印刷(オフセット輪転印刷という印刷方法)する際には、標準的な断裁方法は袋断裁となります。
袋断裁とはどのような断裁方法なのか。また、これらの断裁方法の違いについても確認しておきましょう。
化粧断裁と袋断裁の違い
前述のとおり、オフセット印刷ではA4サイズやA3サイズのチラシの標準的な断裁方法は、化粧断裁(上の写真左)です。絵柄が紙の端まで印刷されているのがわかります。A4やA3のチラシだけでなく、ポスターやパンフレットなど多くの印刷物が化粧断裁という方法でフチ無し仕上げになります。
それに対し、折込チラシのような大部数(概ね1〜2万部以上)のB3チラシやB4チラシの印刷は、印刷方法が異なる(オフセット輪転印刷と呼ばれ、ロール紙に印刷する)ため、断裁方法も異なってきます。
オフセット輪転印刷では袋断裁と呼ばれる断裁方法が標準となり、大きな特徴としては周囲に1〜1.5cm幅くらいの白いフチが出来ます(上の写真右)。
新聞折込の用紙サイズ
チラシの新聞折込をお考えの場合、チラシのサイズによって折込料金が変わってきますので、紙の周囲に白いフチがあるかどうかでサイズがどのようになるのか気になりますよね?
でも安心してください。
白フチがあるとB4サイズやB3サイズよりも仕上がりサイズは大きくなりますが、いずれも新聞折込の用紙サイズはB4サイズやB3サイズとしてみなされますので、折込料金もB4やB3と同じです。
大部数のB3チラシやB4チラシをフチ無し印刷にできる?
印刷方法の性質だからといって、B3チラシやB4チラシには必ず白いフチが付いてくるとなると、デザイン的にも「う〜ん・・・」となるときがありますよね。
標準では袋断裁になりますが、オプションで化粧断裁にすることができます。(別途、断裁料がかかります)
ただし印刷会社さんによっては、確認もせず、当たり前のように白フチが付いた状態で納品されることもあるので、化粧断裁(フチ無し印刷)にしたい場合は事前に印刷会社さん伝えておきましょう。