印刷

チラシやパンフレットの印刷方法は色々ある

パンフレット、カタログ

広告宣伝ドットコムの運営会社、株式会社エクスプライドの代表取締役、大阪の広告戦略アドバイザー&FP、山田ヨシヒロです。

 

この十数年で印刷業界は激変し、一般の方でも簡単にチラシやパンフレットを注文できるようになりました。しかし印刷会社によって、また部数や仕様などによって印刷方法が異なるのをご存知ですか?印刷方法が異なると仕上がりの品質も変わってくるため注意が必要です。

 

チラシやパンフレットの印刷方法にはどんなものがある?

 

数万部以上の折込チラシ(B4またはB3サイズ)

折込チラシのように数万部から数百万部の大部数印刷に用いられる方法は「オフセット輪転」と呼ばれ、標準的な仕上がりでは用紙の周囲に白いフチ(余白)が付いてきます。この余白は化粧断裁という方法によって裁ち落としてフチなし仕上げにすることも可能です(通常、化粧断裁は印刷代とは別料金になっています)

またB3サイズのオフセット輪転では、自動的に二ツ折になって仕上がるのも特徴です。これは新聞折込にはB4サイズが適しているためかもしれません。

 

数百〜数万部程度のチラシ(A4サイズ等)、パンフレット

数百〜数万部程度のチラシやパンフレットに利用されるのは「平版(枚葉)のオフセット」(一般に「オフセット印刷」と呼ばれるのはこちらです)です。近年、一番主流となっている方法と言えます。

仕上がりも美しく、標準でフチなし仕上げ(定型サイズ仕上げ)になります。ただし、他の方法と比べて納期が少し長くかかる(約1週間)という特徴もあります。

 

数百部以下のチラシやパンフレット

ごく少部数のチラシやパンフレット、冊子が必要になる場合によく利用される方法が「オンデマンド印刷」です。オンデマンドという言葉には「必要なときに、必要な分だけ」という意味があります。

数部〜数十部でも比較的低価格で印刷できる反面、オフセットと比べて仕上がりの品質が低く、特に画像には向きません。人物画像や商品画像など、その仕上がりを重視する場合にはオンデマンドは避けたほうが良いでしょう。しかし、オンデマンド印刷機しか所有していない印刷会社では、数千部でもオンデマンドで刷ってしまう業社もあります。

またオンデマンド印刷という呼称は簡易印刷全般を指す場合もありますので、中にはレーザープリンタで刷ることをオンデマンド印刷と言う業者もあるため、注意しなくてはなりません。

 

あらかじめ発注前に確認しておくことをお勧めします。

チラシやパンフレット印刷、折込の納期の目安

折込、チラシ印刷、パンフレット印刷の納期

広告宣伝ドットコムの運営会社、株式会社エクスプライドの代表取締役、大阪の広告戦略アドバイザー&FP、山田ヨシヒロです。

広告物の印刷を業社に依頼した際のおおよその納期をご存知ですか?

 

チラシ印刷、パンフレット印刷、折込の納期の目安

過去に印刷の手配をされたことのある方はご存知かと思いますが、印刷の手配に不慣れな方や、上司の鶴の一声で広報担当を突然まかされた若手社員の方などのために、印刷に要するおおよその納期をお教えします。

折込チラシ印刷(B4またはB3サイズ)

主に折込チラシなどの大部数の印刷に用いられるオフセット輪転印刷の場合、入稿後1〜3営業日程度で出荷されます。

チラシ印刷(A4サイズなど)

数百〜数千枚程度のチラシ印刷に用いられる平版のオフセット印刷の場合、入稿後1週間前後で出荷されます。

パンフレット印刷

数百〜数千部程度のパンフレット印刷の場合、印刷方法はチラシと同じオフセット印刷ですが、製本加工が必要になるため、チラシ印刷の日数+1〜2営業日かかるのが一般的です。

 

尚、これらはいずれも特殊な加工がなく、一般的な仕様、一般的な用紙に印刷する場合の納期の目安です。詳細は、注文する印刷会社に確認してくださいね。

印刷だけでなくグラフィック・デザインも依頼する場合は、その作業日数も加味しなくてはなりませんし、デザインの校正、修正などにかかる日数も考えなくてはなりません。また、新聞折込される場合には、折込日の2〜3営業日前には折込会社にチラシを納品しなくてはなりません(折込地域により異なります)。デザイン会社や印刷会社、折込会社に事前に確認のうえ、余裕を持った制作スケジュールを立てましょう。

広告宣伝ドットコムならデザインも印刷も新聞折込もまとめてお受けしておりますので、煩雑なスケジュール管理のご負担はお掛けしません。ご安心ください。(最後は宣伝になってしまいました・・・。)

折込チラシの広告取扱基準

広告宣伝ドットコムの運営会社、株式会社エクスプライドの代表取締役、大阪の広告戦略アドバイザー&FP、山田ヨシヒロです。

商材やターゲット層によって折込チラシは有効な広告手段

ネットやスマホの普及により特に若年層で新聞離れが進む昨今ですが、業種や商材によって、またターゲット戦略やエリア戦略において、折込チラシは有効な広告のひとつです。

そんな折込チラシですが、新聞という媒体を利用するうえで 注意しなくてはならない点があります。

折込チラシにも表現の規制がある

新聞は社会的影響力の強い媒体です。そこに折込むチラシにも少なからずその影響力があります。
だからこそ虚偽の広告や誇大広告、法律に抵触する広告、反社会的な広告、他人の権利を侵害するような広告は折込まれるべきではありません。

そこで、日本新聞協会は折込広告取扱基準を作成し、全国の折込チラシや折込広告に一定のガイドラインを設けています。

表現が規制される広告の一例

責任の所在および内容が不明確なもの

 ・広告主名、所在地名、連絡先が記載されていないもの。
 ・広告の意味、目的が分からないもの。

虚偽または誤認されるおそれがあるもの

 ・虚偽の広告は勿論、「日本一」「世界一」等の最高・最大級の表現、「確実に儲かる」「絶対に痩せる」等の断定的表現を何の裏付けもなく使用したもの。
 ・市価より高い価格を市価とするなどの不当な「二重価格表示広告」、商品が準備されていないのに掲載するなどの「おとり広告」。

ほかにも業種によって関係法規における様々な表現の規制があります。

 

ガイドラインに抵触しない折込チラシを作成するために

キレイにデザインされたチラシを印刷してから折込を断られてしまっては、それまでのコストも時間も水の泡。折込チラシ印刷の部数も多いため、大損害を被ってしまいます。
折込チラシ作成の際にはあらかじめ関係法規を確認し、表現や文言に細心の注意を払わなくてはなりません。また、なるべく折込チラシ作成の経験を豊富にもつデザイン会社や制作会社に依頼するのが得策です。

もちろん、広告宣伝ドットコムは、折込チラシのデザインや印刷、折込手配も多数手掛けていますので安心してご注文ください。

大阪の広告戦略アドバイザー&FP、山田ヨシヒロでした。