チラシの制作者は集客のノウハウを持っていますか?

チラシ集客ノウハウ

広告宣伝ドットコムの運営会社、株式会社エクスプライドの代表取締役、大阪の広告戦略アドバイザー、山田ヨシヒロです。

前回の続編です。あなたのチラシの反響が良くない原因がわかるかもしれません。

 

あなたのチラシを作っている人は、本当に集客のノウハウを持っていますか?

ビジネスの根幹である「集客」。そのためのチラシの制作をあなたは誰に依頼していますか?

印刷会社?グラフィックデザイナー?広告代理店?従業員?あなた自身? ほとんどの企業やお店がこの中のどれかに当てはまると思います。

でもあなたはお気付きでしょうか?

この中に「集客のプロ」がいないことに。

 

チラシ制作を請け負う会社の実態

印刷会社は印刷するのが仕事です。印刷するためにはデザインも必要ですから(白紙で印刷は出来ませんので)、デザインも請け負います。印刷会社でデザインを制作する方を、業界ではグラフィックデザイナーではなく「DTPオペレータ」と呼びます。デザインというよりは広告主の希望を紙面上にデータとして作成するという認識です。

依頼されたことがある方は痛感していらっしゃるかもしれませんが、良くも悪くも「広告主が伝えたとおり」のものが出来上がります。

グラフィックデザイナーはパソコンを使ってキレイなデザインを制作することが仕事です。美しいデザインや格好いいデザインを作ることは得意ですが、集客力のあるデザインとなれば話は別です。デザインがいくら美しくても、それだけで集客には繋がりません。グラフィックデザインはすべて机上で完結する仕事です。セールスや営業の現場も知らなければ、もちろん集客のノウハウはありません。

広告代理店は広告枠を販売することが仕事です。より高額な広告を長期的に販売することが最大の目的です。低額の広告で反響が小さければ、より高額な広告や、継続的な広告配布(または掲載)を勧めます。逆に考えると、低額で単発の広告で大きな反響を得てしまうと広告代理店は儲からないのです。

(※あくまでも一般論です。すべての業者さんがこれに当てはまるわけではありませんm(__)m)

あなた自身や従業員の方は、あなたの業種にどっぷりと浸かってしまっていることが集客にとっては大きなマイナス要因となっています。これはどの企業やお店でも言えることです。あなたの会社やお店を知らない方、サービスを受けたことのない方の気持ちは、そこで働いている人には決してわからないのです。「たぶん消費者はこう考えているはずだ」と想像することはできますが、実際の消費者の思いとはかなり大きなギャップがあります。

 

反響の高いチラシや広告物の制作には消費者心理を知らなければならない

反響の高いチラシや広告物の制作、そして集客するためには、「消費者の心を動かす」ことが最も重要です。

「心を動かす」というのは必ずしも感動させるという意味ではありません。消費者に「欲しい」「自分にとって必要」と思わせることが大切なのです。同じ商品を同じ価格で扱っていても、心を動かす広告とそうでない広告とでは、反響は180度変わります。

 

消費者の心を動かすチラシを制作するために

人間が何かの商品を購入(またはサービスを契約)するに至るまでには、頭の中でいくつもの判断を下します。それは例え衝動買いであっても同じです。

消費者の心を動かすチラシを制作するためには、消費者心理を先回りして、意図的に、そして段階的にそれら一つ一つの判断をさせるよう誘導しなくてはなりません。これは決して簡単なことではなく、成功と失敗を含めた膨大な数の経験と検証によって少しずつ精度を高めながら実現できるものです。

 

広告宣伝ドットコムでは、全国のあらゆる業種・規模の企業様や店舗様に対し、反響を上げるための広告を2001年から提供し続けております。と突然広告になりましたが、本気で集客をお考えの方は広告宣伝ドットコムまでご相談ください。本気でお応えします。

 

大阪の広告戦略アドバイザー、山田ヨシヒロでした。

チラシの反響、 最近どんどん下がってきていませんか?

チラシの反響

広告宣伝ドットコムの運営会社、株式会社エクスプライドの代表取締役、大阪の広告戦略アドバイザー、山田ヨシヒロです。

最近、チラシの反響が芳しくない方にぜひお読みいただきたいです。

 

広告費が赤字でも仕方なく配布を続ける広告主

「反響は下がってきているけど、チラシを配布しないと集客できないから仕方なく配布を続けている」

・・・こんな苦悩の声を実際によく聞きます。

その気持ち、とても良くわかります。まずは知ってもらわないとお客様は来ることができませんよね。

それでも採算が取れるならいいのですが、中には広告費が赤字になっているのに、仕方なくチラシの配布を続けている企業やお店も多数あります。

これでは経営はいつまでたっても安定しませんし、そんな状況が続くのは何よりも「しんどい」ですよね。

では、いち早くこの悪循環を脱するためにはどうすれば良いのでしょうか?

 

チラシでの集客は難しいのか

このような苦境に立たされた方は、こう考えます。

「チラシでは客は来ない」

果たしてそうでしょうか?実際、チラシだけで絶大な反響を得ておられる企業やお店は多数あります。ではそんな企業やお店との違いはどこにあるのでしょうか?

 

あなたのチラシには集客力があるか

反響のあるチラシとないチラシ、そこには大きな違いがあります。

もちろん、大手ならスケールメリットを生かして低価格で勝負したり、他を圧倒する商品力で勝負できると思いますが、日本の企業のほとんどが中小企業。価格競争や商品力だけで大手に真っ向勝負を挑んでも結果は見えています。

もし価格の安さだけを打ち出したり、商品やサービスだけをアピールしたり、大手のチラシの真似をしているようなら、あなたのチラシではいつまで経っても反響を得ることはないかもしれません。価格競争や商品力の弱い中小企業は、チラシという武器をいかにうまく使うのかを考えなくてはなりません。

 

次回は続編として具体的な問題に切り込んでいきたいと思います。

 

大阪の広告戦略アドバイザー、山田ヨシヒロでした。

東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県の新聞折込料金

東京・大阪の新聞折込チラシ印刷

広告宣伝ドットコムの運営会社、株式会社エクスプライドの代表取締役、大阪の広告戦略アドバイザー、山田ヨシヒロです。

前回も書きましたが、折込チラシを配布する際には印刷料金のほかに折込料金もかかりますので、事前に確認しておく必要があります。今回は関東エリア(東京近郊)の新聞折込料金を紹介します。

 

チラシの折込料金は条件によって変わる

おさらいになりますが、新聞折込は地域だけでなく、チラシのサイズ、紙の厚さ等によっても料金が異なりますので注意しましょう。また配送管理費のほか、販売店ごとに追加料金がかかる地域もあります。

 

東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県の新聞折込料金

都道府県 エリア B4/A4 B3/A3 備考
東京都 都内23区 3.30 4.50  
都下(多摩地区) 3.40 4.60  

神奈川県

 

横浜市(金沢区・戸塚区・泉区・瀬谷区・旭区・栄区を除く)・川崎市 3.80 5.00 その他のエリアはお問合せください

   

横浜市(金沢区) 4.20 5.70
横浜市(戸塚区・泉区・瀬谷区・旭区・栄区) 4.30 5.90
横須賀市・逗子市・三浦市郡 4.30 5.90
大和市・座間市・厚木市・綾瀬市・海老名市 4.00 5.50
相模原市・愛甲郡・津久井郡 3.80 5.10
埼玉県 埼玉県全域 3.50 4.70  
千葉県 千葉県全域 4.00 5.20  

※上記の料金は掲載時点のものです。新聞折込をご依頼の際には最新の料金をご確認ください。

 

折込料金を安くする方法

新聞折込を手配される場合、折込会社や新聞販売店に直接契約されても料金は定価です。よほど頻繁に大部数を折込まれる場合は交渉できる可能性もありますが、どこに手配しても基本的には定価です。

広告宣伝ドットコムでは、東京や大阪をはじめ、地域によっては初めてのご注文でも少部数の新聞折込でも折込料金を割引できるため大変おトクです。各新聞社、販売店ごとの配布部数表とエリアマップもご用意しますので、戦略的に折込むことができます。

 

折込チラシは印刷料金と折込料金の両方がかかるため、相応のコストがかかります。広告宣伝ドットコムでは、コスト削減のご提案も積極的に行っていますので、安心してご相談ください。

大阪府・兵庫県・京都府・奈良県・和歌山県の新聞折込料金

大阪の新聞折込料金

広告宣伝ドットコムの運営会社、株式会社エクスプライドの代表取締役、大阪の広告戦略アドバイザー&AFP、山田ヨシヒロです。

折込チラシを配布する際には印刷料金のほかに折込料金もかかりますので、事前に確認しておきましょう。

 

チラシの折込料金は条件によって変わる

新聞折込は地域だけでなく、チラシのサイズ、紙の厚さ等によっても料金が異なるため注意が必要です。また地域によっては配送管理費のほか、販売店ごとに追加料金がかかる場合があります。

 

大阪府・兵庫県・京都府・奈良県・和歌山県の新聞折込料金

都道府県 エリア B4/A4 B3/A3 備考
大阪府 大阪府全域 3.05 4.55 1枚あたり0.05円の配送管理費が含まれています
兵庫県 神戸市・西宮市・芦屋市・明石市・尼崎市・伊丹市・宝塚市・川西市 2.80 4.20 その他のエリアはお問合せください
京都府 京都市・宇治市・城陽市・八幡市・京田辺市・向日市・長岡京市 3.05 4.55 1枚あたり0.05円の配送管理費が含まれています
その他のエリアはお問合せください
奈良県 奈良県全域 3.05 4.55 1枚あたり0.05円の配送管理費が含まれています
和歌山県 和歌山県全域 2.7 4.1 和歌山市外は販売店ごとに別途500円

※上記の料金は掲載時点のものです。
※大阪府・兵庫県・京都府・奈良県・和歌山県以外の新聞折込料金は別記事で掲載予定です。

 

折込料金を安くする方法

お店や会社がチラシの新聞折込を依頼する場合、折込会社や新聞販売店に直接契約されても料金は定価です。よほど頻繁に何十万部も折込チラシを配布される場合は交渉できる場合もありますが、基本的にはどこに依頼しても定価で提供されます。

広告宣伝ドットコムでは、大阪や東京をはじめ、地域によっては初めてのご注文でも少部数の新聞折込でも折込料金を割引できるため大変おトクです。

 

冒頭にも書きましたが、折込チラシは印刷料金と折込料金の両方がかかるため、大部数になるほど金額も大きくなります。広告宣伝ドットコムでは、コスト削減のご提案も積極的に行っていますので、安心してご相談ください。

チラシの反響を上げるテクニックその3「レスポンスデバイス」

チラシ反響講座レスポンスデバイス

広告宣伝ドットコムの運営会社、株式会社エクスプライドの代表取締役、大阪の広告戦略アドバイザー&AFP、山田ヨシヒロです。

今回は、チラシの反響を上げるテクニックの第3回目、「レスポンスデバイス」についてお話しします。

 

レスポンスデバイスとは

チラシに興味を持った方があなたの会社に問い合わせる際の連絡手段、それがレスポンスデバイスです。主に電話、ファックス、メール、ホームページ、携帯サイトなどが一般的かと思います。

 

利用しやすい手段は人それぞれ

レスポンスデバイスを電話しか用意していないチラシ、メールフォームしか用意していないホームページなどをよく目にします。しかし、これは消費者の心理や都合をまったく考えておらず、不親切と言わざるを得ません。電話ですぐに聞きたい人もいれば、直接話すのは億劫だからメールで問い合わせたい人、チラシを見る時間帯は夜だから電話は出来ないしホームページの問合せフォームから連絡する人、問い合わせる前にスマホでもう少し詳しく調べてから友人と情報をシェアする人、など様々です。年齢や性別、性格、生活リズムによっても選ぶ手段は異なります。

 

どんなレスポンスデバイスを用意しておけばいいか

それは、なるべく多くのデバイスを用意しておくほうが賢明です。広告主側で取捨選択するのではなく、消費者が都合のいい方法で連絡できるようにしておくことで、取りこぼしが大幅に減りますし、何よりも親切です。

 

せっかく魅力的なチラシを制作しても、最後の最後に間口を狭めてしまうようなことは避けたいですね。

チラシの反響を上げるテクニックその2「お客様の声」

お客様の声


広告宣伝ドットコムの運営会社、株式会社エクスプライドの代表取締役、大阪の広告戦略アドバイザー&AFP、山田ヨシヒロです。

今回は、チラシの反響を上げるテクニックの第2回目として「お客様の声」についてお話しします。

 

「お客様の声」はなぜ必要か

チラシの反響を上げるためには、消費者の共感を得ることが非常に重要です。その商品・サービスが自分にとって必要なものか、同じ悩みや不便を感じている人が、そのサービスを利用することによってどう解決したのか等、消費者がアクションを起こすにあたって、広告主ではなく消費者側の意見を知ることができるからです。

通常、チラシには広告主にとって都合のいいことや売り込み文句しか掲載していません。しかし、売り込みばかりでは消費者はうんざりしてしまいます。確かにお客様の声も広告主が選別して掲載しているわけですから、都合のいいコメントしか掲載していないわけですが、売り主とは異なる角度から商品やサービスの情報や体験談を知ることができるという意味では、消費者にとっては大切な情報であると言えます。

 

購買意欲を高める「お客様の声」

「お客様の声」を効果的に利用しているのは、皆さんが良く目にされるテレビショッピングです。実際にお客様を登場させ、商品を購入する前に悩んでいたことや、購入に至った動機、使用感、使用後の自身の変化、周囲の反応など、お客様自身の口から体験談を語らせるのです。すると同じような悩みを持っている視聴者は、その体験談を自分自身と重ね、共感し、自分もそうなりたいと感じるのです。消費行動における一連の心理を追うような体験談を利用者本人が語っているわけですから、信憑性も増しますし、共感を得やすいのです。

 

反響が高いお客様の声とは

お客様の声にも高い反響が得られるものとそうでないものがあります。より高い反響を得るためにはどうすれば良いのでしょうか?

それは、よりリアルな声を掲載することです。以下に一例を挙げます。

・活字よりも本人自筆の手書き。
・利用者の写真入り(商品利用中なら尚良し)。
・手書きなら誤字もそのまま掲載。
・長所だけでなく短所の指摘も掲載。
・ターゲットに近い属性の利用者の声を掲載(性別、年齢、職業、地域など)。

 

お客様の声は様々な場面でマーケティングに利用できます。アンケートなどによって普段からリアルな声を集めておくことが大切ですね。

チラシの反響を上げるテクニックその1「キャッチコピーは両面に」


広告宣伝ドットコムの運営会社、株式会社エクスプライドの代表取締役、大阪の広告戦略アドバイザー&AFP、山田ヨシヒロです。

「チラシは反響がない」「折込チラシは見てもらえない」「ポスティングしても問い合わせがない」なんて話を良く耳にします。本当にそうでしょうか?

 

チラシで反響を得られる人と得られない人の違い

以前、こんなことをおっしゃる方がいました。「チラシは色々工夫して、天までやってきたけど、チラシでは反響が出ないことがわかったからもうやってない。」

「天まで」とは、つまりやり尽くしたという意味のようです。それを聞いて正直、呆れました。弊社のお客様で、その方と全く同じ商材を取り扱っている同業者さんであり、チラシでかなりの反響を上げている方がいらっしゃいるからです。事実、チラシによる集客のおかげで新規顧客を多数獲得し、取り扱い商材のメーカーから毎年表彰されておられます。

同じ業種、全く同じ商材、そして同じ「チラシ」という広告媒体を使用しているにもかかわらず、どうしてこのような違いが生まれるのでしょうか?

答えは簡単です。たくさんチラシを作ってきて反響がなかった方は、単に「たくさんチラシを作ってきただけ」なのです。つまり、「反響を得られるチラシの作り方を知らない」ということです。

チラシで高い反響を得るためには、チラシの内容だけでなく、明確な広告戦略が必要です。しかし、チラシに掲載する内容やデザイン、レイアウト、コピーライティング等のテクニック、あるいは顧客心理を先回りすることによって、ある程度の反響アップは十分可能です。

「チラシ反響アップ講座」では、そのテクニックや戦術を1つずつ公開していきたいと思います。

 

最近は両面フルカラーのチラシが主流

この十数年で印刷の価格破壊が進み、数千部程度の少部数のチラシなら、以前の10分の1程度の料金で印刷できるようになったため、最近は両面フルカラー印刷が主流になってきました。料金に関わらず、チラシは両面印刷が望ましいのですが、その理由を説明すると長くなるので今回は割愛し、また別の機会にお伝えしたいと思います。

 

キャッチコピーは両面に

キャッチコピーは皆さんご存知だと思います。商品を販売したりサービスを告知する際に広告宣伝に用いられる謳い文句のことです。

キャッチコピーはチラシにも頻繁に利用されます。なんとか反響を上げようと、広告主は魅力的なキャッチコピーを必死で考えていらっしゃいます。しかし、身の回りにある数々のチラシを見てみると、その多くはオモテ面にしか魅力的なキャッチコピーを掲載していないことがわかります。それは何故か。そこには人間の「思い込み」が深く関係しています。

 

必ずしもオモテ面から見るとは限らない

そうです。そのチラシを手に取った時、最初にオモテ面が目に入るとは限らないのです。最初に裏面を目にした方は、一瞬でそのチラシが自分にとって必要なものかどうかを判断します。つまり、裏面にもその人に刺さるメッセージがないと、興味を持ってもらうことなく「ゴミ箱行き」になるということなのです。

 

いくら動線を考えてチラシをデザインしたところで、意図した順に読み進めてもらえないと全く無意味なものになってしまいます。裏面のキャッチコピーは軽視されがちです。反響を上げるためには是非ともおさえておきたいところですね。

折込チラシ印刷のデータ作成における注意点

広告宣伝ドットコムの運営会社、株式会社エクスプライドの代表取締役、大阪の広告戦略アドバイザー&AFP、山田ヨシヒロです。

折込チラシ印刷(B4やB3のオフセット輪転印刷)のデータ作成方法は、A判の平版オフセット印刷(枚葉)とは異なります。その違いをおさらいしておきましょう

 

袋断裁と化粧断裁

チラシ印刷における断裁方法は大きく2種類あります。1つはA判(A4やA3など)のオフセット印刷などで、正寸に仕上げる化粧断裁です。断裁面が美しく、いわゆるフチなし印刷にも対応した断裁方法です。

もう1つはB判(B4やB3など)の折込チラシ印刷(オフセット輪転)で、周囲に白フチがある仕上がりになる袋断裁です。こちらはスーパーやホームセンターのチラシによく見られる断裁方法です。

 

袋断裁に塗り足しは不要

A判などのオフセット印刷の場合、裁ち落としのデザイン(絵柄が紙の端まで到達するデザイン)なら、断裁誤差(最大2mm程度)を考慮して、天地左右とも3mmずつ塗り足しを作成します。

しかし、B4やB3の折込チラシ印刷の場合、袋断裁(周囲に白フチ有り)が標準ですので、その場合は断裁誤差を考慮しなくて良いので、塗り足しを作成する必要はありません。

 

折込チラシの出稿データの寸法は?

化粧断裁の場合、データを正寸またはその四方に3mmずつ塗り足しを作成すれば良いのですが、袋断裁の折込チラシの場合、周囲の白フチの幅を考慮しなくてはなりません。例えばB4サイズの折込チラシの場合、データをB4正寸で作成しても印刷は可能ですが、周囲の白フチの幅を均等に揃えようとするなら、それを考慮した寸法のデータを作成しなくてはなりません。

印刷会社によってその寸法はマチマチですが、広告宣伝ドットコムの場合、以下のサイズ(絵柄の寸法)を推奨しています。

 B3輪転のデータ寸法 362×527mm
 B4輪転のデータ寸法 252×364mm
 B5輪転のデータ寸法 176×252mm

  ※この周囲に約1cm幅の白フチが付きます。

 

以上がA判のチラシとB判(B4やB3など)の折込チラシ印刷のデータ作成における主な相違点です。

チラシ制作にかかる費用はデザイン代や印刷代だけじゃない?


広告宣伝ドットコムの運営会社、株式会社エクスプライドの代表取締役、大阪の広告戦略アドバイザー&AFP、山田ヨシヒロです。

チラシなどの広告制作を考えるとき、気になることの1つに制作費の問題があると思います。デザイン料金や印刷代をはじめ、一般の方にはわかりにくい部分もあるかと思いますので、少しご説明したいと思います。

 

チラシ制作にはデザイン代や印刷代以外の見えない費用がある

広告物の反響を考えるうえで、制作にかかる経費についても考えなくてはなりません。ちなみに広告費には一般的に次のようなものがあります。(チラシだけでなく、その他の印刷物やウェブ制作の場合も想定しています)

制作にかかる費用

デザイン料金、印刷代、コピーライティング料金、地図作成料金、ロゴデザイン料金、コンテンツ制作費、企画料、ディレクション料金など

配布、掲載、維持にかかる費用

折込料金やポスティング料金、DM発送費(封筒・ラベル・送料)、広告掲載料金(広告掲載料・サーバ管理費・看板の賃料など)

自社スタッフの人件費

意外と見落とされがちですが、広告物を制作するにあたって、打合せや企画などにかかる自社スタッフの人件費のことも忘れてはいけません。さらに自社スタッフがチラシを配布する場合には、その人件費も必要です。

 

これら全ての合計を上回る純利益(売上げではありません)を生むことの出来ない広告は完全に赤字ですし、時間も労力もかけている以上、せめて数倍にして取り返さないと作る意味がありません。広告をいくら安く作れたとしても、その数倍以上を回収できなければ、それはドブに捨てたのと同じです。

広告の制作費は「費用対効果」で考えることが大切です。

チラシやパンフレットの印刷方法は色々ある

パンフレット、カタログ

広告宣伝ドットコムの運営会社、株式会社エクスプライドの代表取締役、大阪の広告戦略アドバイザー&FP、山田ヨシヒロです。

 

この十数年で印刷業界は激変し、一般の方でも簡単にチラシやパンフレットを注文できるようになりました。しかし印刷会社によって、また部数や仕様などによって印刷方法が異なるのをご存知ですか?印刷方法が異なると仕上がりの品質も変わってくるため注意が必要です。

 

チラシやパンフレットの印刷方法にはどんなものがある?

 

数万部以上の折込チラシ(B4またはB3サイズ)

折込チラシのように数万部から数百万部の大部数印刷に用いられる方法は「オフセット輪転」と呼ばれ、標準的な仕上がりでは用紙の周囲に白いフチ(余白)が付いてきます。この余白は化粧断裁という方法によって裁ち落としてフチなし仕上げにすることも可能です(通常、化粧断裁は印刷代とは別料金になっています)

またB3サイズのオフセット輪転では、自動的に二ツ折になって仕上がるのも特徴です。これは新聞折込にはB4サイズが適しているためかもしれません。

 

数百〜数万部程度のチラシ(A4サイズ等)、パンフレット

数百〜数万部程度のチラシやパンフレットに利用されるのは「平版(枚葉)のオフセット」(一般に「オフセット印刷」と呼ばれるのはこちらです)です。近年、一番主流となっている方法と言えます。

仕上がりも美しく、標準でフチなし仕上げ(定型サイズ仕上げ)になります。ただし、他の方法と比べて納期が少し長くかかる(約1週間)という特徴もあります。

 

数百部以下のチラシやパンフレット

ごく少部数のチラシやパンフレット、冊子が必要になる場合によく利用される方法が「オンデマンド印刷」です。オンデマンドという言葉には「必要なときに、必要な分だけ」という意味があります。

数部〜数十部でも比較的低価格で印刷できる反面、オフセットと比べて仕上がりの品質が低く、特に画像には向きません。人物画像や商品画像など、その仕上がりを重視する場合にはオンデマンドは避けたほうが良いでしょう。しかし、オンデマンド印刷機しか所有していない印刷会社では、数千部でもオンデマンドで刷ってしまう業社もあります。

またオンデマンド印刷という呼称は簡易印刷全般を指す場合もありますので、中にはレーザープリンタで刷ることをオンデマンド印刷と言う業者もあるため、注意しなくてはなりません。

 

あらかじめ発注前に確認しておくことをお勧めします。